ざ ゆーすNo.22 特集I コロナ下の子ども・若者支援はどうなっているのか/特集II 親の体験記集『道』が社会に問う子育ての困難

theyouth_22aNPO法人 非行克服支援センター 編/2021年5月/880円(税込)
ISBN978-4-915143-64-9 C0037

特集1 コロナ下の子ども・若者支援

長引くコロナ禍、人々の暮らしは大きな変化が起きています。

この数年、虐待や不登校、子ども・若者の貧困の増加などの問題が顕在化し、支援を強化する必要性がうたわれていました。

そうした中でのこの「コロナ禍」。自殺の増加や孤立化も表面化し、事態の深刻さが明らかになっています。支援の現場ではどのような苦労があるのか、そこから見えている子どもや若者の実際の姿とは……。

学童期年齢から、成人の若者支援まで、待ったなしのさまざまな現場で活動している方々に、オンラインで集まっていただき、「今」、「この時」に見えてきたこと、今後の課題はなにかを、具体的にお話しいただきました。

特集2 親の体験記集『道』が社会に問う子育ての困難

「非行」と向き合う親たちの会編『道―前を向いて歩き続けるために』が、刊行されました。

第1集『ARASHI-その時』、第2集『絆』、第3集『NAMIDA‐それぞれの軌跡』に次ぐ第4集となります。

16人の親たちが我が子の「非行」と格闘した体験を、率直につづったもの。子どもの変化に戸惑い、地域や学校から孤立し、悩み苦しみながら、歩いたその道は、どのような道だったのか。

その道のりをたどり、前を向いて歩いて行こうと願う、その思いに寄り添います。

自助組織について研究を続ける北村篤司氏による本書の分析に加え、本書を読んで何を学んだかを座談会(オンライン)で語っていただきました。

もくじ

特集I コロナ下の子ども・若者支援はどうなっているか

オンラインシンポジウム 藤井智/佐藤正美/大谷恭子/春野すみれ/小笠原彩子

特集II 親の体験記集『道』が社会に問う子育ての困難

「道」を歩き続けるために必要な“つながり” 北村篤司

オンライン座談会「『道』の本から、発見したこと・学んだこと」
石橋美枝/上田祐子・小笠原彩子・林風音・横山勝/丸山慶喜

執筆者からのメッセージ──出版記念会より

連載★北の国の学校から……5・コロナ禍の中で生徒の育ちを守る 本間涼子

私の体験(23) 私は息子たちの応援団長になる 美玉禮子(母親)

私の本棚 我が著書を語る『ダブルライフを生きる<私>』 高橋康史
『ひきこもりのライフストーリー』(保坂 渉著)

[声明][少年法の一部を改正する法案の内容に反対] 飛行克服支援センター

「非行」と向き合う全国ネットから
非行克服支援センターの窓

次号のお知らせ
編集後記