現場主義 ─ソーシャルワーカー最前線─ 第7号

2021年第7号
ISBN978-4-915143-67-0 C0036 本体 900円

もくじ

巻頭言 理念と実践の乖離〜いかに埋め合わせるか(山下英三郎)

特集 コロナ禍の下で排除されることに抗いつつ
 コロナ禍におけるソーシャルワークと触法障がい者へのサポートについて(坂下美渉)
 ネットの世界でつぶやかれる「死にたい」に向き合う(高橋英輔)
 社会起業と居住支援と研究(小出享一)
 子どもの居場所づくりとソーシャルワーク(福本麻紀)
 コラム・ 実録! シェルター開設(武田嘉郎)

小特集 フィリピンの福祉施設を訪ねて
 ソーシャルワーカーとしての私の人生(ルーズ・エバーダン・ジェバイラグィン)
 フィリピンの社会福祉施設を訪問しました(内田知行)

事務所を訪ねて 駄菓子屋ソーシャルワーカー®️ 株式会社TO・BI・RA(山永和子)

北から南から
 「わくわく」や「どきどき」を伝える、共有しながら(大釜訓)
 社会福祉士・FP事務所ライフサポート守屋/けあさぽーとアイエル(守屋幹雄)
 福祉との出会いから独立〜共同実践へ(酒井誠)
 急増する『法人後見』の地域ニーズ(五百木孝行)

事業のカタチ、活動のスタイル1 農業×福祉、アジアとの交流・支援(宮秋道男)

書評
『社会はこうやって変える! ──コミュニティ・オーガナイジング入門』(法律文化社)
『障害者の自立生活の展開と労働 ──傷痍軍人から社会企業まで──』(大学教育出版)

編集後期

光に向かって爆走人生! ─昔 裏社会、今 校長─

著者:高校校長 しげき
ISBN978-4-915143-66-3 C0037 本体 1600円

はじめに(抜粋)

私の目は、もうすぐ完全に光を失うだろう。高校三年一八歳の夏、大学病院で「あと二年ほどで見えなくなる」と言われ、四〇年以上がたつ。
現在、視力は右が0.0、左は0.01。一人で歩くのが困難になった。
今、校長として高校に勤務している。生徒たちの姿や形はほとんどわからないが、彼らと触れ合うのが大好きだ。できるだけたくさんの生徒の声を聞き、声で誰かを判断する。
(中略)
他の人の二生分ぐらい生きたほどの波乱の人生を経験したように思う。すべての始まりはあの18歳の夏、医師の一言から始まった。人生をどう歩むべきかわからず、死が心をよぎったこともあったが、この目のことは誰にも言えなかった。そして、暴力団。劇的な脱退。ヤンキー担当教師、解雇、裁判闘争、職場復帰、理想の高校を目指した日々……。
(中略)
そんな私も還暦を過ぎ、教師生活の終了もそんなに遠くない。
人は「大変なことがいっぱいで頑張ったね」と言うが、そんなふうには感じていない。 「努力」という言葉が嫌いで、その時の力量に合わせて考え、信念に基づき行動してきた。 力量と信念は変わるもので無理して作るものではないと考えている。
一人で歩んで来たわけではもちろんないが、最終的に頼れるのは自分しかいないと思った時代が長かったし、今もそうかもしれない。自分の信念に基づいて、自分で判断し、孤立せず孤独を楽しむという気持ちで、誰にも支配されず我が道を歩いてきた。そんな人生を振り返ってみる。

もくじ

はじめに
第一章 一八歳の分岐点
第二章 裏社会との決別
第三章 教師になる!
第四章 運命の出会い
第五章 教師という天職
第六章 闘いの日々が始まる
第七章 ついに生まれた「真の学校」
第八章 家族崩壊の危機も乗り越え
第九章 どんな生徒の叫びも受け止める
 和斗──やっと夢を見つけたが……。
 茂──シンナーで現実逃避の日々を乗り越えて
 瞳 ── ヤングケアラー
 正 ── 人間不信、「死にたい」からの脱出
 智子──妊娠、出産を支えて
 まみ──優しい彼女にもいろんな顔がある
 真一──悪を極めるか、高校を卒業するか
 雄大──逮捕五度、その経験も無駄にしない
 小百合 ── 男性依存からの脱却
 リンダ ── 外国の文化に縛られながらも
 恵 ── 自傷行為・薬物依存に苦しみながら
 舞 ── 自分の成長を生徒の中に見る
付記・飛躍している姿が、一番彼らしい ── 妻からひとこと
あとがきに代えて ── 教師の役割は、切り捨てることではない

現場主義 ─ソーシャルワーカー最前線─ 第6号

現場主義 第6号
2021年第6号
ISBN978-4-915143-65-6 C0036 本体 900円

編集後期

5号発刊から優に6年ちょっと。6号を準備して、5年ちょっとの月日がたってしまった。原稿をいただきながら、発刊することなく、今日まで時を経てしまった。非常識なことをしでかしてしまい、関係する方々に、ただただ詫びるしかない。今回、幸いにも、そんな私を励まし、背中を強く押してくれる方がいて、日の目を見ることになった。感謝の一言では言い表せない。また、今号からは、新科学出版社のご協力をいただいて、当該出版社からの出版となり、書店やオンライン書店(Amazon など)で購入できるようになった。『現場主義』が、力強い編集スタッフとともに、皆さんの雑誌として、共に歩んでいくことを切に願う次第です。
(編集代表 宮秋道男 社会福祉事務所「寄り添い」)

もくじ

巻頭言 今、我々がすべきことは何か 高良麻子

新生『現場主義』に何を期待するか 池田雅弘/伊東良輔/小川幸裕/佐藤慎次/清野光彦/高木博史/日吉祐一/松澤秀樹

北から南から 愛媛県今治市 社会福祉法人Sign 正岡弘樹

*タイムスリップ座談会*

私たち、そして私たちの組織を、10年後、どう作るか、どうするか
畠中正夫(埼玉)/久保田光雄(東京)/長田さかゑ(東京)/小川幸裕(青森)/福本麻紀(東京)

座談会その後

次号に向けて―「社会福祉士はコロナの時代に希望をどう語れるか」 

新たな展開を目指して…編集委員より 

編集後記

表紙写真:佐々木義雄【清瀬の自然を守る会(東京都清瀬市)】「ジャパンバードフェスティバル2020入賞作品」

道 ─前を向いて歩き続けるために 親たちの「非行」体験〈第4集〉

「非行」と向き合う親たちの会 編/2020年12月/1600円(税別)

はじめに

本書は、「非行」と向き合う親たちの会(通称・あめあがりの会)が編集した、体験記 集の第四集となります。
第一集は、1999年9月、あめあがりの会が誕生して3年後に、広く原稿を公募し、 集まった多くの原稿から選考させていただき刊行した、『ARASHI─その時』です。
第二集は、それから3年後の2002年4月に、『絆』のタイトルで刊行しました。
第一集の本には、14人の体験記が掲載されています。「非行」の問題を率直に綴ったこの本は、全国各地で親たちが孤独と闘いながら懸命に生きている姿を映し出し、多くのマスコミにも取り上げていただきました。

寄せていただいた原稿は、本人のもの以外は、すべてが母親で、父親のものはありませんでした。子どもに問題が起こり、大変な嵐の時にそれと懸命に向き合っているのはやはり母親だけなのだろうかと、日本の子育て事情の一端が垣間見えたようにも感じました。
ところが第二集には、5人の母親、3人の父親、そして、「非行」当事者本人と中学校 教師と保護司がそれぞれ1人ずつ、計11人が原稿を寄せています。父親の1人は、我が 子が被害を被った方でした。多様な方々が、会の活動や親たちの思いに関心を持ってくれて、広がりが感じられました。
そして、第三集はその2年後に、当事者本人とそのきょうだいの声だけを集めて、『NAMIDA―それぞれの軌跡』を刊行することができました。18歳から28歳までの11人の手記には、後悔の涙、くやし涙、悲しい涙、喜びの涙……いろいろな涙が読み取 れる感動の手記集となりました。

あめあがりの会は、それから15年を経た2018年(平成30年)3月に、「未来を強くする子育てプロジェクト」子育て支援活動の表彰(住友生命保険主催)において、文部科学大臣賞をいただくという栄誉を受けました。本書は、その受賞を記念して、新たな体験記集を発行することを決めて公募を行い、約2年がかかってしまいましたが、寄せられた手記をまとめたものです。

会が誕生して24年となりました。子育ての環境は、さまざまな変化を見せています。
そして今、新型コロナウイルスに世界中が翻弄されているさなかです。この本が皆様に届いたとき、その状況は変わっているでしょうか。
なお、諸事情により、仮名で掲載されている手記がありますことをご了承ください。

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