ざ ゆーすNo.20  “家族” ──不安な時代の中で

ざ ゆーすNo.20

ざ ゆーすNo.20

NPO法人 非行克服支援センター 編/2019年10月/800円(税別)
ISBN978-4-915143-60-1 C0037

特集 “家族”─不安な時代の中で

「家族とは何だろう?」と問われたら、あなたはどのように答えますか。

“血のつながった親と子を基本にして共に暮らす社会の単位”とでも答えればよかったのは、ずうっと昔のような気がします。

DVや虐待、ひきこもり、家族間の事件などに関するニュースが毎日のように流れてきます。家族なんだから愛しみ合うのが当たり前という表現も少し違うかもしれません。

しかしそれでも、この社会に生きる人々は、心を寄せ合いつつ共に暮らす家族を求め続けているとも言えるのではないでしょうか。

今号の特集は「“家族”─不安な時代の中で」です。ルポライター杉山春さんのインタビュー、かつての非行の当事者であるみきさん、専門里親として子どもと共に生きる宮津美光さん、また、トランスジェンダーとして家族を営む前田良さんに原稿をお寄せいただきました。

もくじ

インタビュー・家族で抱え込まないために(杉山春)
それでもボクは生きている ─ボクと家族と─(みき)
家族のカタチはいろいろ ─里親として子どもを育てて─(宮津美光)
僕は父親になった 〜自分らしく生きること〜(前田良)

連載★北の国の学校から……3・北星余市の「生徒会執行部」 本間涼子
私の体験(21) ありのままでいたかっただけ 青年H

「非行」と向き合う親たちの会の“可能性”
─『語りが生まれ、拡がるところ』について語る─ 北村篤司・春野すみれ

思いがけない『それでもボクはやってない』の影響
─私の少年事件簿から─(4) 小笠原彩子

「非行」と向き合う全国ネットから
非行克服支援センターの窓
2018年度相談結果のまとめ/少年法適用年齢引き下げに反対する「要望書」を提出/ ほか

次号のお知らせ
編集後記