ざ ゆーすNo.4「ネット社会と子どもたち」

ざ ゆーすNo.4

NPO法人 非行克服支援センター 編/2008年11月/840円(税込)

特集 ネット社会と子どもたち

インターネットについては、大人にとっても聞けんと隣り合わせの側面があります。まして、心身ともに未熟な子どもたちには、たくさんの落とし穴が待ち受けていることは、誰にも明瞭なことです。
しかし、子どもたちは、生まれたときからそのネットの世界に生きるようになりました。一人ひとりが自分のための通信手段を持ち歩きながら、生活しています。

平成20年版の「通信情報白書」(総務省)によれば、携帯インターネットの利用状況は、平成19年末で、6〜12歳は24.3%、13〜19歳で77.3%となっています。最も多い20代は82.9%ですが、中学生以上になるとそれにかなり近いことがわかります。
ビジネスにも犯罪にも使え、また、人間関係にも影響のあるネットをどのように活用していくかは、大きな世界的課題でしょう。

本特集では、学校現場の実情とともに、子どものおかれた環境や人間関係の変化の中から、子どもたちがネットに何を期待し、社会に何を求めているのかを共に考えたいと思います。
また、ネットに絡んだ自殺事件などが続く韓国から、子どもたちのネット問題を報告していただきました。

もくじ

[特集] 「ネット社会と子どもたち」
ネット・コミュニケーションの光と影 土井隆義
高校生とケータイ 鈴木敏則
ネット・ケータイと揺れる子どもたち−中学校の現場から− 大山 登
(付録)インターネット中毒の現状と事例【韓国からの報告】 呉 鐘蓮
私の体験 これでもか、これでもか、だけど M・M

[連載]
私が出会った子どもたち(3) 幼少期の被暴力体験から暴力性を内在化させた少年 能重真作
映像に見る親子(4) 「緒方拳を偲ぶ」 まさきしんじろう
ネットワーク NPO法人CAPユニット 門馬乙魅
リレーエッセイ(4) 雨やどり 足立真理子
「非行」と向き合う全国ネットから
第9回「非行」を考える全国交流集会のご案内
非行克服支援センターの窓
埼玉県委託事業「少年立ち直り支援サイト」の相談事業が10月より開始
韓国カトリック大学社会福祉大学院より当センター視察 ほか