えじそんブックレット
みんな違ってみんないい
〜学級崩壊の教訓を生かした特別支援教育へ
品川裕香 著/高山恵子 監修/NPO法人えじそんくらぶ 発行
A5判76P/2003年10月/525円(税込)
解説
「学級崩壊の原因は軽度発達障害か」と、問われていたのは数年前。この間、AD/HD等軽度発達障害のある子を取り巻く環境は大きく変化しました。
平成15年の3月に特別支援教育の最終報告が発表になりましたが、あまりにも漠然として、多くの現場では、かなりの混乱が見られます。
そんな中で、「学級崩壊」という現象から私たちは何を学んだのでしょうか。軽度発達障害の分野に詳しいフリーライターの品川裕香氏が取材した貴重な情報や特別支援教育の最新情報を盛りこみました。
品川氏とNPO法人えじそんくらぶ代表高山恵子との対談、AD/HD・LD・ASの基本事項と対応法、通級でのノウハウ、学校と親の連携モデルなど、学校はもちろん学童保育や塾の先生にも読んでいただける内容です。
もくじ
はじめに〜すべては学級崩壊からはじまった
第一章 対談〜特別支援教育の現状と課題
ホントに求められているものってなに?
第二章 一番必要なのはハートからの共感
LDを持った少年を、先生が理解した
第三章 私たちにできること!
AD/HD・LD・AS等の理解と対応
第四章 誰にだって、できることはある!
・教育委員会主導で官学連携を進める 〜兵庫県神戸市の場合
・保育園・幼稚園/小学校/中学校、それぞれとの連携をめざす 〜北海道中標津町の就学指導委員会の場合
・通級指導教室がコーディネーターになる 〜東京都杉並区立中瀬中学校 中瀬学級の場合
・スクールカウンセラー(臨床心理士有資格者)を中心として、学級担任、保護者、医師が連携し支援する 〜福岡県久留米市の場合
第五章 学童保育・塾の役割
おわりに